「痛風」と「痛風発作」は、どう違うの?

 

生まれつきの遺伝など、体内に尿酸を多く作り過ぎる体質で、
尿酸値が長期にわたって高い状態(尿酸値 7.0mg/dl以上)。

 

この状態の人のことを「高尿酸血症」と言います。

この、高尿酸血症というのは、微妙な違いですが・・
痛風と同じではないのです。

 

 

で、この高尿酸血症の人が、尿酸値が高い状態のまま、
10数年経過して。

 

ある日、ついに・・
左足の親指の付け根の関節などが腫れあがり、
激しい痛みが発症した。

 

 

これを「痛風発作」と言います。

 

「痛風」とは、
この尿酸値の高い状態のまま(つまり、高尿酸血症)、
一度でも痛風発作を発症したら、その人のこと、
あるいは、その状態のことを『痛風』と呼びます。

 

それに対して、痛風が原因で生じる
急性の関節炎そのもののことを、「痛風発作」
と呼んでいます。

 

 

もっとも、痛風発作のことを広義の意味で、
「痛風」と呼んでいる人もいますしね。

 

定義としては、近年では、あいまい になっています。

 

 

で・・
痛風の人は、必ず、高尿酸血症であり、
なおかつ、痛風発作を経験している、ということになります。

 

だから、「痛風」と診断されてしまうわけでありますが。

 

 

ですが、高尿酸血症の人は、必ずしも
痛風になるとは限らないのですよ。

 

そりゃあ、いずれ、高尿酸血症の人でも
将来は痛風になってしまう、いわゆる、
「痛風予備軍」なんて言い方をする人もいますが。

 

 

そうじゃないですよ。

 

つまり、体質的に、尿酸値が高いままでも
痛風発作の全く出ないタイプの人がいるのです。
なんでか、は・・わかりませんが。

 

痛風発作が出ないなんて、なんて羨ましいの!?

 

 

でもね。
尿酸値が高いことは、痛風の人と同じなのですよ。

 

痛風の人は、痛くてツライ痛風発作が
ときどき出ますので、否応なく
体に(健康に)気をつけざるを得ません。

 

でなきゃ、また、痛風発作が出て、
酷い目に遭うのは自分ですからね。

 

 

でも、高尿酸血症で痛風発作が出ない人は、
どうでしょう?

 

自覚症状がないですからね。

 

何も痛くないのに、何もツライ思いをしないのに、
節制したり、体に気を使う人は少ないのでは?

 

高尿酸血症のまま、数十年後には、
内臓(特に腎臓)に結晶化した尿酸が溜まってしまうかもしれず、
そうなると、腎機能が低下してしまいます。

 

 

そう考えたら、痛風発作も悪くない・・・

 

 

え?

 

 

そんなもの、出なくてもいい?