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ねんざで痛風になるか
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捻挫と痛風発作は、少し症状が似ています。

 

足首の症状なんか、特にね。
関節が腫れあがって炎症を起こしてしまい、ズキズキと
いや〜な痛みがあります。

 

でも、ねんざの炎症は、痛風発作ほど激烈な痛みではないです。
それに、その捻挫の程度にもよりますが
(どれくらい強く打ったか、あるいは足首をひねったか、など)
そんなにいつまでも続くものでありません。

 

当初は痛くても、日に日に緩和していきます。

 

でも、痛風発作の方は、個人差はありますが、
もっと底なしの痛み、という感じ。

 

程度の差は あっても、いつ終息の日が来るのか
見えないくらい、激痛の日々が続くことがあります。

 

 

そもそもね。
根本的に、捻挫と痛風発作は原因が違いますからね。

 

ねんざが外的に力を加えられたことが要因となるのに対して、
痛風の場合は、体内で尿酸が過剰になりすぎて
結晶化して関節などに沈着したことが遠因となるので、
いわば、内的要因です。

 

 

捻挫の場合は、時間が経過すれば
日に日にマシになってきますが、痛風発作は少し違う、ということ。

 

痛風初期症状の人、痛風になってから年月の浅い人は、
痛風発作が起こっても10日ほどもすれば、嘘のように
消失してしまいますが、痛風になってからの年月が長ければ長いほど、
体内に蓄積している尿酸結晶の量も多いので、
なかなか、痛風発作が回復しにくくなります。
痛風が長引く、ということです。

 

痛風発作には、腫れたり痛いばかりでなく、
その炎症のときに生じる発熱で、関節などに蓄積している
尿酸結晶を溶かす・・という作用もあるのですが、
それでも、恒常的に尿酸値が高いと、
痛風発作で多少、尿酸結晶を溶かしたところで、
それ以上に尿酸結晶が溜まりすぎてしまうと、
いつまで経っても痛風発作が終息しなかったり、
終わったと思ったら、また再発したり・・・
なんて現象が起こるようになります。

 

 

でね。
痛風と捻挫は全く関係ないのか・・・というと、
実は、そうでもないのですよ。

 

捻挫 通風

 

 

たとえば、捻挫で強く足首をひねったり、
足をくじいて炎症を起こしてしまう、とします。

 

すると、それがキッカケとなって痛風発作が誘発することが
あるのですよ。

 

ただし、捻挫の人は誰もが痛風になるわけでなく、
尿酸値が元々、高くて、体内にたくさん尿酸結晶が蓄積している
痛風の人の話です。

 

痛風じゃない人が、捻挫したら痛風になってしまう・・
という意味ではありません。

 

 

あと、登山とかね。
マラソンとか。

 

いっけん、痛風に関係なさそうですが、
普段以上に「足を酷使した」場合。

 

それが引き金となって痛風発作が誘発するケースもあります。

 

これは、足の酷使・・が表面的にはトリガーになってはいますが、
元々、足の関節に蓄積している尿酸が飽和・・というか、
いつ、痛風が出てもおかしくない状態だった、と考えられます。

 

登山したら痛風になる、とか。
マラソンしたら痛風になる、とか、
そういう言い方をしたら、いかにも
マラソンや登山が悪いように聞こえますが、そうじゃありません。

 

普段以上の足の酷使が、刺激になって、
いつ出てもおかしくなった痛風発作を呼び起こすキッカケになった、
というだけの話。

 

でも、みんな、マラソンのせいで痛風になった、とか。
登山は痛風になるから、やめとけよ、などと考えるようですね。

 

そうじゃないんですよ。

 

マラソンしなくても、登山しなくても、
遠かれ早かれ、痛風が出るような状態だった、というだけのこと。

 

 

捻挫も同様。

 

なんで、捻挫なんかで痛風になるんだ。
捻挫で痛風になるわけが なかろう!

 

・・・と思う人もいるかもしれませんが、
たしかに捻挫で痛風になるんじゃないのですが、
捻挫がキッカケとなって、痛風発作が誘発されることもある、
という話です。