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痛風 腫れを冷やしていいか
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「痛風 冷やすと治りが遅い」→

 

ホントです。
痛風発作の腫れや痛みを早く治めるには「温める」のが正解。

 

でも、私は痛風が出たら冷やしますけどね。

 

 

なんで?

 

温めると早く回復すると、知っているなら、
なんで冷やすの?

 

 

通風 冷やす

 

 

 

そもそも、痛風発作は「尿酸値が高いから」起こるわけですが、
尿酸値が高くなると、即、痛風発作が起こるわけじゃなく、
何年も何年も時間が かかるわけです。

 

尿酸値 7以上になると、血液中に尿酸が溶けなくなって。
溶けなくなった尿酸が結晶化して、尿酸結晶になって。
その尿酸結晶が体内の関節などに沈着し始めて。
沈着し続けた尿酸結晶が、ある日、とうとう、飽和状態になって。
溜まりきれなくなって飽和状態になった尿酸結晶が、ついに
剥がれおちて。
その剥がれ落ちた尿酸結晶の欠片を白血球が異物と認識して、攻撃して。
白血球の攻撃時に、あの激痛の元になる成分が出るわけです。

 

こうなるのに、普通、10年以上かかるわけで。

 

(個人差があります。普通に考えて、
尿酸値 7と尿酸値 14の人では、体内に尿酸結晶が溜まるスピードが
全然違うでしょう?)

 

 

 

で。

 

ここまで読んでみると、
「悪」の存在的なものが「白血球」に思えてしまうのですが・・・・

 

実は、それは“逆”であって、
白血球こそが体を守ってくれる防御システムのようなもの。

 

 

そもそもね。
このまま、尿酸値が高いのに、体内に少しずつ少しずつ少しずつ
尿酸結晶が溜まって溜まって溜まり続けているのに、
このまま行くと、どうなると思いますか?

 

まず、溜まりすぎた尿酸結晶が増えすぎて、ぼこっ、と
瘤(こぶ)のように膨れ上がってきます。

 

触ってもブヨブヨしていますが、まったく痛くないんですね、これが。

 

これが、いわゆる、痛風結節というヤツ。

 

コブのように見える、その中身は、なんと
尿酸結晶がギッシリ詰まっている。

 

 

さらに、その痛風結節を放置しておくと、どうなるのか?

 

 

皮膚をブチ破って、尿酸結晶の塊が出てくるのですよ。

 

ぶち破られた皮膚は、どうなるのか、って?

 

そりゃあ、もう・・破れたままです。
すぐに病院へ行きましょう。

 

破れた皮膚から、白いモノが零れ落ちていますが、
それが尿酸結晶です。
こんな白かったのですね。
触ると、サラサラしています。

 

なんていうんでしょ、片栗粉に、触った感じがちょっと似ています。

 

 

 

通風結節

 

 

 

でね。

 

こういう、あれですよ。
痛風結節が出来たり、さてはて
痛風結節が皮膚を突き破ったりして、それが体に良いわけありません。

 

気分も良くないですしね。
痛風結節が自分の皮膚をぶち破って嬉しい人は いないでしょう。

 

 

痛風発作が「体を守るために起こるものだ」というと、
異論 噴出しそうですが、実際、そういう一面があるのです。

 

痛風発作が起こるには理由があって。
意味もなく起こるわけじゃないんです。

 

体内に尿酸結晶が溜まりすぎて・・
このままじゃあ、ちょっとマズイ。

 

で、痛風発作を起こす。

 

 

??

 

意味、わかりませんけど。

 

 

痛風発作で痛い場所を触ってみると、熱いでしょ。
腫れて炎症を起こしているんですから。

 

このときの「発熱」でね。
体内の尿酸結晶を溶かしているんですよ。
熱で尿酸結晶を溶かして小さくしているんです。

 

痛くて腫れてツライばかりの痛風発作ですが、
体にとっては、ちゃんと意味があるんです。

 

 

で・・・
痛風発作の炎症で、発熱で
少しずつですが、だんだん体内の関節などに沈着している
尿酸結晶が小さくなってきた。

 

そうなるとね。
痛風発作が終息に向かうのですよ。

 

ああ、一定の役割を終えた、と。

 

 

 

通風 温める

 

 

 

で。
痛風発作のとき、
「温めるのが良いのか、冷やすのが良いのか」
よく迷うのですが、どっちも一長一短。

 

っていうか、ホントは「温めるの」のが正しいのですけどね。

 

 

なんでか。

 

痛風で腫れあがった患部を温めると・・
さらに血流が良くなって、白血球が活発化して。

 

白血球が剥がれた尿酸結晶の欠片を攻撃するのを促進するのですよ。

 

だから、腫れが酷くなる。
痛みも激化する。
苦痛も倍増する。

 

でもね。
早く、痛風が治まるのです。

 

 

 

 

通風 温める 冷やす

 

 

 

たとえば・・・
公園で、落ち葉をタップリ集めて、焚き火(たきび)している、とするでしょ。

 

そこで、ウチワとかで、パタパタと風を送ってやると、どうなるのか。

 

炎が強くなって、火の粉が飛んでくるかもしれませんが、
はやく、落ち葉は燃え尽きて朽ち果てますよね。

 

ところが、そんなことをせずに、
焚き火に・・・ジョウロで水をかけてみたら、どうなるのか。

 

少しの水なら、火は消えなくても、
弱火になって燻り(くすぶり)はじめますよね。

 

それって、燃えますか?
火力、強いですか。

 

 

早く、落ち葉を燃え尽くせるのは、どっちか。

 

 

焚き火に風を送ったら、回りにいる人間は熱いですが、
もしかしたら、火の粉も飛んでくるかもしれませんが、
早く、落ち葉を燃やせるでしょう。

 

ですが、冷や水をぶっかけるみたいに、
せっかく燃えている焚き火に水をかけて冷やしたら、どうなるのか。

 

簡単には火は消えなくても、なかなか、落ち葉を燃やし尽くせません。

 

 

 

痛風のとき「温めるか、冷やすか」というのは、そういうことなんです。

 

痛風発作のとき、痛くて腫れ上がっている患部を
温めると、痛みは倍増して激痛化しますが、結果的には
早く痛風は終息します。
尿酸結晶を溶かして小さくするのを促進しますからね。

 

ですが、痛風のとき冷やすと、なかなか治らず、長びきますが、
炎症が緩和するので、痛みは和らぎます。

 

 

どっちがいいんでしょうね。
人それぞれというか、考え方の問題かも。

 

 

 

ちなみに、私は痛風が出たら「冷やす」タイプですね。
痛くて眠れませんし。

 

 

でも、ある程度、(痛風の痛みと腫れの)ピーク時を過ぎたら、
「温める」方に転向するようにしています。