〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
痛風でもビールを飲む!
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

 

痛風の人に“ビールは大敵”と考えられているようですが、
仕事が終わった後のビールは、人生の楽しみの一つ、
という人も多いでしょうし、なかなか、やめられません。

 

ウチの父親も「ビールを止めるくらいなら、死ぬ」と
いって、絶対に禁酒なんかしませんでした。
痛風だったんですけどね。

 

痛風は遺伝しませんが、体質は遺伝するので、
父親が痛風だと子供も痛風になりやすいです。

 

私も痛風になりましたしね・・・って、
そんなこと、どうでもいいや。

 

 

そんなことより、ビールの話。

 

痛風の人が
「1日に飲めるビールの量」は、どれくらいなのでしょうか。

 

痛風 ビール

 

 

「痛風の人が飲めるビールの量」
一説には、1日に“ビール500ml程度”が推奨、なのだそうです。

 

 

ふ〜ん・・
ビール500mlですか。

 

ビールの大瓶が普通、633mlですからね。
(メーカーにも よると思いますが)

 

つまり、大瓶一本も飲めない、ということ。

 

少ないですねえ?

 

 

この頃は、あまり見かけませんが、
中瓶なら、500mlだったと思います。

 

痛風の人が、1日の飲める量って、
ビール中瓶、1本だけ?

 

 

缶ビールなら、
500mlがありますし、これ、一缶だけ。

 

350mlの缶ビールを2本飲んだら、
たちまち、1日の許容量オーバーって?

 

なんか、寂しいなあ。

 

 

さらに、この
「痛風の人が飲める“ビール500ml程度”」には続きがあって、
「休肝日を作る」「充分に水分を摂る」
という二つのおまけもついています。

 

つまり、“ビール500ml程度”を実践するだけではダメ、ってこと?

 

 

この「休肝日を作る」ってのは、一般的に言われているのは、
「週に48時間、アルコールを飲まない時間を作る」というもの。
週に48時間ってことは、丸2日間ですね。
しかも、二日連続で。

 

土日は飲むな、というのは、つらいので、
月火・・・あたりを連続で“抜く”というのが現実的でしょうか。

 

 

それから、「充分に水分を摂る」ですが、
ビールで、たっぷり水分を摂取しているように思いますが、
ビールには利尿作用があるので、飲めばトイレに行きたくなって、
結局は、排尿の量の方が多くなってしまって、飲む前よりも
体内は水分不足になるようです。

 

だから、ビールを飲むなら、水分補給を・・・
とか言いますが、そんなことをしたら、ビールがまずくなるよ?

 

お腹の中で、せっかくのビールを薄めて、どうするの?

 

 

 

なんか・・
痛風というだけで、ビールに対する風当たりが強いですが、
そもそも、なんで、痛風にビールは駄目なのか。

 

いえ、ダメということはないのですが、
尿酸値を上げる作用があるので、
あまり飲み過ぎないほうがいいですよ、という話。
(同じことですが)

 

 

 

で。

 

なんで、ビールは尿酸値を上げるのか?

 

●プリン体が多い

 

ビールには、プリン体がたっぷり含まれています。
プリン体は体内で最終老廃物として尿酸になります。

 

って、最近じゃあ、「プリン体ゼロビール」があるでしょ?

 

プリン体だけが問題なら、この「プリン体ゼロビール」さえ
飲んでいれば大丈夫、ということになります。

 

でも、そうじゃないんですよ。
プリン体だけが問題なんじゃないのです。

 

 

●利尿作用がある

 

ビールには利尿作用があり、水分を多く摂っているように思えますが、
実は体内が水分不足に。

 

体内が水分不足になると、血中尿酸濃度があがって
尿酸値があがります。

 

 

 

●アルコール分解するときに尿酸が生成される

 

アルコールは肝臓で分解(解毒)されるのですが、
アルコール量が多いと、体内の化学工場でもある肝臓の
仕事量が増え、肝臓に負担がかかります。

 

また、アルコールが分解されるときに尿酸が生成されます。
飲めば飲むほど、尿酸が多く作られる、ということ。

 

 

 

●乳酸が増加して腎臓に溜まる

 

アルコール飲料を飲むと、体内に乳酸という物質が発生して、
これが腎臓に溜まってくるのです。

 

この乳酸が腎臓に溜まることで、腎臓の濾過機能を低下させるので、
尿酸の排泄量も低下。
結果として、尿酸値が上がります。

 

 

 

●ビールが食欲増進

 

ビールを飲めば、食が進み、肥満につながる傾向があります。
(お食事、おいしいよ?)

 

肥満して内臓脂肪が増えると、
内臓脂肪からホルモンのような物質が出て、
その物質が尿酸値を上げる作用があります。

 

さらに、ついでにいうと、
冷たいビールを飲むと(ぬるいビールを飲む人は、いません)
お腹が冷えます。

 

お腹が冷えると、内臓が冷える・・すなわち、
内臓機能が低下。

 

それじゃあ、まずい、内蔵機能を落としてはいけない、
ということで、体は体内の、全身の血液を胃に終結させます。
(東洋医学でいうところの“胃熱”)

 

血液は温かいですから、その血液の温かさで胃を温めて、
内蔵機能を回復させようとする・・のはいいのですが、
その分、手足などの末端の血流が手薄になります。

 

つまり、手足が冷える。
手足の血流が悪くなるから。

 

 

足に痛風発作が多いのは、心臓から遠く、
手足が冷たいから。
尿酸は、体内の冷たい箇所で結晶化する性質があるので。

 

だから、ビールに限らず、冷たい飲み物や食べ物ばかり
食べたり飲んだりしていると、痛風発作を誘発させやすい?

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・と、
ここまで書いてきて、
ビールって、痛風に滅茶苦茶 悪いじゃないですか!?

 

 

 

いえ、そうでもないんですよ。

 

物事には良い面があれば、必ず悪い面もありますから、
ビールは「痛風に悪いことばかり」でもないのです。

 

 

まず、なんといっても、ビールはストレス解消になりますしね。
(強いストレスは尿酸値をあげます)

 

 

通風 ビール

 

 

 

あとね。
人生の価値観の問題。

 

 

ウチの父親の話ばっかりして、なんかアレですけど、
ウチの父親がビールを止めて禁酒していたら、きっと
「すごい つまんない人生だった」と思うの。

 

それは、他人が思うことじゃなくて、本人が思うことなんだけど。

 

それくらいビールが好きだった、ってこと。
何よりも仕事が終わった後のビールが大好きだった、ってこと。

 

 

これを取り上げてしまうと、どうなるのか。
自分の人生からビールがなくなったら、どうするのか。

 

 

痛風だから禁酒する、ビールをやめる、というのも、
選択肢の一つなので、そういう人生もモチロン「あり」ですが、
ウチの父親は、それは しなかったです。

 

 

で、当人にとって素晴らしい人生だったのかどうかは、
わかんないですが、きっと
「かなり楽しい人生だった」ように思うのです。

 

 

もちろん、ビールだけが生きがいだったわけじゃないけど、
ビールが人生の彩りとしてね。

 

好きなビールを毎日、楽しく飲んで、
きっと幸せだったんでしょう。

 

 

ビールは、確かに尿酸値を上げてしまいますが、
それでも、人生に「正解なんか、ない」です。

 

自分の人生は、自分の思うように、生きたいように生きるのが
幸せなのかもしれませんね。

 

 

痛風だからビールは飲まない。

 

あるいは、
痛風だけど、ビールは飲む。
でも、なるべく飲み過ぎないようにして、
飲まない日も たまに作る。

 

 

 

どっちを選ぶのか、自分が決めれば良いだけのことです。