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痛風だけど お酒のみたい
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痛風なんだけど、いや、わかっているだけど、
それでも、やっぱり、お酒を飲みたい。

 

仕事が終わった後の一杯が なけりゃあ、
1日が終わった気がしない!

 

お酒は、ただのアルコール飲料ではなく、
次の1日のための活力源でもあるのです。

 

お酒が好きな人にとってはね。

 

 

でも、だからといって
飲みすぎて痛風が出たら、いやだなあ。

 

 

 

でね。
その人の場合は、ウイスキーではなくて、
ビールだったんですけど、痛風なんで
ビールの飲む量を減らしたんですよ。
痛風発作が出たら困るので。

 

でもね。
しばらくして、夏になったら、
やっぱり、今年も痛風発作が出てしまったんです。
ビールの量を減らしたのにも関わらず。

 

 

ビールを減らしたのに、痛風が出たじゃないか!?

 

 

個人差があるとは思いますが、結果的に
ビールを減らしても痛風発作を免れることはできなかった、
ということ。

 

通風 お酒

 

 

たとえば、1日に500mlの缶ビールを2本飲む人がいる、とします。

 

その人が一週間に飲む量は、日によって違うかもしれませんが、
おおざっぱに考えて、

 

(500ml×2本)×7日間=7,000ml

 

 

7,000mlといえば、7リットルじゃないですか。
そう考えると、すごいですね。

 

 

で・・
痛風なんで、半分に減らしました、と。
1日に500mlの缶ビールを1本だけにしました。
飲みたいけど、我慢して半分に減らしました。

 

その場合、
(500ml×1本)×7日間=3,500ml

 

ところが、この飲み方で、痛風が出た、と。

 

 

じゃあ・・
どうしよう、ということで
考えて、飲み方を変えてみることにしました。

 

飲む量を減らすのをやめました。
今まで毎日2本だったのに、1本は寂しいですからね。

 

そのかわり・・
飲む量を減らさずに「飲む回数を減らす」ことにしました。

 

休肝日ってヤツです。
週に48時間、連続して“アルコール抜き”の日を作って、
自分の肝臓を休ませましょう、と。

 

1日の飲む量は減らさず(500ml×2本のまま)
月曜日と火曜日は、寂しいですけど、休肝日に。

 

 

すると・・・こんな感じです。

 

(500ml×2本)×5日間=5,000ml

 

 

この方が、一週間単位での飲酒量は、
量を半分に減らして毎日飲むパターンである、
「(500ml×1本)×7日間=3,500ml」よりも
飲酒総量は多いわけです。

 

けど、おそらく、
休肝日を作りながら飲む
「(500ml×2本)×5日間=5,000ml」のほうが
痛風発作の頻度は少ないんじゃないか、と思います。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

ほんと?

 

ホントに そうなの?

 

 

 

いや、実はね。
これは人によって個人差が激しくて、
お酒の飲む量を減らすどころか、休肝日を作るどころか、
きっぱりと禁酒した!
なのに、痛風発作が出た、という人もいるんですよ。

 

その人、怒り心頭でしたよ。

 

 

飲みたいのに、我慢して、
痛風が嫌だから、飲みたい酒も止めたのに、
痛風が出たじゃないか!?

 

 

こんなことなら、飲んでりゃ良かったよ!

 

・・・・と。

 

 

 

 

で、結論。

 

結局ね。
ビールにしろ、ウイスキーにしろ、
お酒、つまり、アルコール飲料を飲んでも飲まなくも、
痛風発作が出る人は出るんですよ。
出ない人は、いくら飲んでも出ないんです。

 

体質です。
痛風は。
持って生まれた体質なんです。

 

 

アルコール飲料は痛風の大敵のように思われているようですが、
ストレス解消になったり、コミュニケーションをはかれたり、
いろいろ良い面もたくさんあります。
明日への活力、となる人もいるでしょう。

 

その反面、全てのアルコール飲料は、
体内で分解されるときに、肝臓が尿酸を生成します。
飲めば飲むほど、尿酸が増えるので尿酸値も上がります。

 

さらに乳酸という物質がアルコール飲料を飲むことによって
腎臓にたまって、その乳酸が尿酸の排泄を阻害するのです。
そのことによって尿酸の体外への排出が低下して、
血中尿酸濃度が上がり、結果的に尿酸値が上がる、というわけで。

 

 

だから、痛風のためには「禁酒が一番」という
寂しい結論になってしまいます。

 

 

でも、生まれつき尿酸を作り過ぎる人、もしくは
生まれつき尿酸の排泄する力が弱い体質の人なんかは、
禁酒しても、何をしても、やっぱり痛風発作が出てしまったりね。

 

つまり、アルコール飲料うんぬん・・以上に
体内で「尿酸を作りすぎてしまう」体質なわけです。

 

 

 

じゃあ、何をやっても、何を飲んでも
痛風でるなら、もう飲むぞ!
やってられるか!

 

 

いえ、もうちょっとだけ、聞いて下さい。

 

こういう尿酸を多く作り過ぎる体質の人が
バンバン飲みまくると、やっぱり痛風発作のリスクは
高まります。

 

 

さきほどの禁酒の件ですが、
お酒をやめたら、痛風発作が出なくなった、という人も
中には いるわけです。

 

また、肥満解消しただけで尿酸値が下がった、という人も
いるわけです。

 

逆に、そんなくらいで下がるもんか、という人も いるわけで。

 

個人差が あるんですよ。

 

 

でね。

 

もし、自分が・・
肥満を解消して痩せても尿酸値が下がらず、
我慢に我慢を重ねて禁酒しても、それでも痛風発作が出る体質だ、と。

 

 

じゃあ、人生から
お酒を取り上げられてしまうしか、ないのか・・
というと、それでは、やっぱり寂しいですよ。

 

 

推奨なのは、やはり、
「休肝日を週に48時間、入れながら、少しだけ飲む」
という方法。

 

 

それでも、やっぱり、痛風発作が出てしまう、
こんなに気をつけているのに、痛風が出る、
という人は、生まれつき痛風になりやすい体質(痛風体質)ですから、
痛風の薬(尿酸値を下げる薬)を飲むのが現実的です。

 

尿酸値を下げる薬というのは、フェブリクとか、ザイロリックとか、
尿酸降下薬のことです。

 

 

そもそも、尿酸値を下げる薬というのは、本来、
尿酸値を下げるために飲むのであって、
「お酒を飲みたいから、薬を飲む」
というのは 少し違う気もします。

 

 

でも、周囲を見回しても、そんな人ばっかりですよ。

 

それが現実的な方法なのかもしれませんね。

 

 

生活習慣の改善をしろ、もっと痩せろ、運動しろ、
うまいものは食うな、薬を飲め、酒は止めろ・・・・・
なんて言う人は、きっと自分が痛風じゃないから、
痛風の人の気持ちが わからないんじゃないか、と思ったりもするのです。