〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
痛風の薬の副作用
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

 

「肝気のう」が落ちている、とは どんな意味ですか?→

 

誤変換?
“肝機能”じゃないですか?

 

 

血液検査をすると、
「肝臓機能検査」という項目があって、
いくつかの細目に分類されています。

 

その中の、検査項目に

「総蛋白質」      基準値 6.7〜8.3(g/dl)
「GOT(AST)」     基準値 13〜33(U)
「GPT(ALT)」     基準値 8〜42(U)
「γ−GPT」       基準値 10〜47(U)
「乳酸脱水酸素」      基準値 115〜245(U)
「アルカリフォスタファーゼ」基準値 115〜359(U/l)

・・・などという、さっぱりワケのわからない項目が
列記されています。

 

これらの数値が、検査の結果、いわゆる基準値内に
収まっていれば、正常、ということなんでしょうけど、
この数値が上がってくると「肝機能が落ちてきている」
と表現されます。

 

数値が上がってくれば、肝機能が良くなってくるイメージがありますが、
肝機能の場合は、肝機能低下してきている、ということです。

 

これは、1回だけの血液検査では“推移”が
わかりにくいので、前回の血液検査結果、前々回の結果など、
捨てずに残しておいて、数値を見比べることで、
自分の肝機能が落ちてきているのか、横ばいなのか、
良くなっているのか、などの判断がつきます。

 

痛風の薬 副作用

 

 

でね。
痛風の薬、いわゆる、尿酸値を下げる薬を飲むと、
副作用として肝機能が低下していく傾向があります。

 

 

これは、なぜか。

 

 

尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)といっても、
いろいろと種類があるのですが、この場合の尿酸降下薬は、
フェブリクやザイロリックなどの「尿酸生成抑制薬」のことを
指しています。

 

痛風になる人には、体質的に3つのパターンに分かれていて、
「尿酸を作り過ぎる体質の人(尿酸産生過剰型)」
「尿酸の排泄が弱い体質の人(尿酸排泄低下型)」
「その両方を兼ね備えた体質の人(混合型)」
・・・の、どれかなんです。

 

 

「尿酸生成抑制薬」というのは、
“尿酸産生過剰型”の人をターゲットにした薬剤で、
一般的には、尿酸値を下げる薬といえば、
フェブリクやザイロリックなどの「尿酸生成抑制薬」のことを
言う場合が ほとんど。

 

 

で・・・
「尿酸生成抑制薬」というのは、その名前の通り、
“尿酸”の“生成”を“抑制”する“薬”のこと。

 

尿酸は体内のドコで作られるか、というと、
肝臓で代謝された最終老廃物が尿酸なので。

 

その肝臓の活動を抑制することで、
尿酸をあまり作り過ぎないようにさせよう、という薬なので。

 

 

ですから、一般的には
「痛風の薬(尿酸値を下げる薬)を飲むと、副作用で肝臓が悪くなる」
などと思われているようですが、
実際には
「尿酸値を下げる薬で、肝臓の活動を抑制することによって
尿酸を作り過ぎないようにさせて、尿酸値を下げている」のです。

 

だから、
“副作用”というのは、ちょっと違うのですよ。

 

肝機能を抑制することで、尿酸を作りすぎなくさせている、のですから。

 

逆に、肝機能が低下しなければ、元々、
そういう体質の人が痛風になるわけですから、今まで通り、
体内でジャンジャン尿酸が作られ過ぎることでしょう。

 

言葉悪いですが、はっきり言うと
「肝機能を低下させることで、尿酸値を下げている」のです。

 

だのに、世間は、
「尿酸値を下げる薬の副作用で肝機能が低下した」というのです。

 

ホントは、微妙に違うのですよ。

 

 

 

=======================
痛風の薬は飲んではいけない
=======================

 

肝機能の話で出たついでに言うと、
「痛風の薬(尿酸値を下げる薬)は、副作用で体を悪くするので、
飲んではいけない」という人もいるようです。

 

たしかに、その通りでしょう。
間違っちゃいません。
薬なんか、飲まないほうがいいです。

 

 

でもね。
「痛風の薬は飲んではいけない」なんてことを言うような人は、
痛風で苦しんだ経験の無い人なんでしょうよ。

 

痛風発作がどれだけ痛いのか。
痛風発作で日常生活や仕事にどれだけ影響があるのか。
歩けない、ということが どういうことか、わかっているのか。

 

 

たしかにね。
従来からある、ザイロリックなどのアロプリノール系の薬剤は、
腎排泄のみ、だったので、腎臓が本当に悪くなってしまった人には
負担が多すぎて、飲めなかったりしました。

 

でも、今は、40年ぶりの新薬と言われている
フェブリクがありますからね。
フェブリクは、ザイロリックと違って、多経路排泄なので、
腎臓だけじゃなく、胆汁からも代謝できるのです。

 

結果、フェブリクの方は、腎臓ばかりに負担がかかるわけでないので、
少しは 体に優しいです。
副作用も少なめ、ということらしいです。

 

 

痛風の薬のデメリットの一つ、はね。
毎日、飲み続けなければ ならないことなのですよ。

 

フェブリクの場合は、1日1回1錠で良いので、
飲む人の負担も少しは楽になったかもしれませんが、
それでも、何年も、いえ、
何十年も飲み続けなければ ならないかもしれないのです。

 

これが副作用の面でも金銭的にも心理的なことでも
飲む人の負担になる可能性があります。

 

この何十年の間に、薬を飲み続けることで自分の体に
どんな影響が出るのか。

 

それは誰にもわかりません。
個人差もありますしね。

 

 

 

通風薬 副作用

 

 

でもね。
一生、痛風発作で苦しまなければ ならないのですよ。

 

痛風発作を経験したことがありますか?
どれくらい痛いものなのか、知っていますか?

 

痛風の薬に限らず、薬剤を長期的に
飲み続けることが体に良いハズは ないでしょう。
どんな薬にも、副作用が つきもの、と言いますしね。

 

 

ですが、痛風というものは、年々、
痛風発作を起こす回数が増えてきたり、
痛風と痛風の間隔が狭くなってきたり、
いったん、発症してしまうと、なかなか回復しなかったり、
長びいたり、長期に歩けなくなったり、するんですよ。

 

歩けなくなる、ということの意味がわかりますか?

 

痛風のせいで、社内に居づらくなったり、
仕事を辞めざるをえなくなってしまった人も
いると思います。

 

「職を失う」ということは、どういうことか。
自分の人生にとって、どれほどの影響があるのか。

 

 

「痛風の薬は飲んではいけない」などと言う人は、
痛風の人の苦しみなんか、わかっちゃいないんでしょう。