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痛風と睡眠不足は関係ある!
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痛風といえば、一昔前まで、
「プリン体の多い食事の摂り過ぎ」な人が罹病するもの、
と思われていました。

 

今でも、そう考えている人もいるんじゃないですか?

痛風 プリン体

 

 

たしかに、プリン体は体内で最終的には老廃物としての
尿酸になりますが、でも、食事由来のプリン体は、
全体の2割程度の過ぎません。

 

2割?
じゃあ・・あとの8割は、何?

 

 

残りの8割というのは、
体内の栄養分をエネルギーに変換できるときにできるプリン体。

 

そして、細胞が新陳代謝をするときに
「細胞が壊れては、新たに作られ・・」という工程を繰り返すのですが、
その細胞が壊れるときに核酸というものを吐き出すため、
そのときにできるプリン体。

 

それらが、全体のプリン体のうちの、8割を占める、ということ。

 

 

でも、これって・・・
エネルギー変換にしろ、新陳代謝にしろ、
人間が生きていく上で、どうしても必要なものですよね。

 

だから、これらは制限したり、はしょったりすることは
できないもの、なのです。

 

 

尿酸値の高い人というのは、血液中の尿酸の濃度が高い、
すなわち、尿酸が多く作られすぎる、もしくは
尿酸の排泄する力が弱い、ということなので、
これは、もう・・体質なんですよ。

 

持って生まれた「生まれつきの体質」です。

 

 

これが、痛風の最大の原因。

 

 

「プリン体の多い食事の摂り過ぎ」もモチロン、
原因の一つなのですが、あくまで、
多くある要因のうちの、原因の一つ、ということ。

 

 

痛風というのは、生まれつきの体質を基軸に、それ以外の
“さまざまな要因”、いわゆる「生活習慣」ってのが
入り込んできて、痛風という要素を構成しているって感じ。

 

だから、生活習慣病だなんて、言われているのですね。

 

 

で。
“さまざまな要因”な要因ってのは、いろいろあるから、
「さまざまな」要因なわけですが、そのうちの一つに
「寝不足」、すなわち「睡眠不足」があります。

 

 

痛風と寝不足って、いっけん、何の関係もなさそうでしょ?

 

 

 

痛風 睡眠

 

 

 

寝てりゃ、尿酸値が下がるのか。
寝てると、痛風が治るのか。

 

いえ、そういうのじゃなくて。

 

 

仕事で忙しかったり、あるいは夜更かしですることがあったり
(ゲームとか)寝不足が続くと、痛風発作のリスクが増えるのですよ。

 

寝不足、睡眠不足は、体にとって、いわば
休息不足のストレス状態なわけで。

 

人間の体は、寝ていても心臓が動いていたり血液が流れていたり、
など、自律神経で制御されています。

 

その自律神経には、交感神経と副交感神経があって、
交感神経というのは、いわゆる緊張。
副交感神経というのは、リラックス(緩和)です。

 

昼間は、人間が活動しなきゃならないので、
交感神経優位(緊張)となっているのですが、
夜になると、休息が必要となり、
副交感神経優位(リラックス)となるのです。

 

人間は、この、緊張と緩和の繰り返しで、
うまく成り立っています。

 

 

ところが。
睡眠不足、寝不足が続いていると、
常に、体が緊張状態、すなわち、
交感神経優位の状態が長く続く・・という、
(体にとって)非常事態みたいな感じになってしまいます。

 

交感神経優位が長く続くと、血管が収縮して血流が悪くなります。

 

腎臓は血液から尿を作り出すので、血流が悪くなって、
腎臓への血液供給量が減少すると、作り出す尿量も減ってしまうので。

 

尿というのは、尿酸を排泄するための最大の排出方法なので、
水に溶けにくい性質がある尿酸を、なんとか体外に排泄する
最良の方法が「尿をたくさん出す」ということ。

 

それには、
寝不足、睡眠不足は、あまり芳しくない。
すくなくとも、痛風にとってプラスに働くことはない、という話。

 

 

で、尿酸値を下げるために尿をたくさん出しましょう、などと
よく言われています。

 

たしかに、その通りなのですが、
だからといって、カバのように水を飲みまくるのも、
どうなんでしょ?

 

 

痛風 水

 

 

一説には、水を1日に2リットル以上飲みましょう、
なんて言いますが、まあ、夏場は汗ばむ季節ですから、
それもいいですけど、秋冬には、なかなか2リットルも飲めないでしょう。

 

あまり水を飲みすぎると、腎臓に負担がかかりますし、
お腹も気持ち悪くなります(もう飲むなよ、という体のサイン)

 

 

だから、水をやや多めに飲む、程度がいいんじゃないか、
と思いますが、それから、尿の酸性・アルカリ性も影響してきますからね。

 

つまり、尿酸は酸性尿には溶けにくく、アルカリ性に
傾いた尿には溶けやすいという性質があるんです。

 

限りある(?)1日の尿量を有効的に、尿酸をできるだけ多く
排泄させるためには、酸性に傾いた尿でいるよりも、
アルカリ性に傾いた尿が良いでしょう、ということ。

 

ところがね。
痛風の人ってのは、酸性尿の人が多い傾向があるようです。

 

この酸性尿、アルカリ尿ってのは、
どうしてできるか、というと。

 

 

肉・魚ばかり食べている→酸性尿
野菜・海藻を多く食べている→アルカリ尿

 

 

・・・になるわけじゃなくて、上記のように
「なりやすい」という話なんです。

 

じゃあ、アルカリ性の尿に傾けるのがいいのなら、
野菜や海藻ばかり食べて、肉や魚はきっぱり止めればいいのね、
というのは、また、違うんです。

 

食事のキモはバランスですからね。
肉や魚を食べちゃダメ、食べない方が良い、というわけでも
ないんです。

 

 

子供の頃、なんでも食べなさい、って言われてたでしょ?
それはバランス良く食べるってこと。

 

もう、大きくならないから(成長しないから)いいや、じゃなくて、
背が伸びなくても、大人になっていても、
それでも、食事はバランス良く食べましょうよ、と。

 

 

寝不足の話をするつもりが、食事の話になってしまいましたが、
まあ、いいや。

 

 

一昔前の痛風改善法といえば、
「プリン体の多い食事の制限」でしたが、
それをキビシクすればするほど、食べるものがなくなってきて、
それって、すなわち、栄養のバランスを偏らせることになるんです。

 

良かれと思って、やっていることが
違う不具合が起こってきた・・みたいな。

 

おまけに、それで痛風が治るんなら、ともかく、
プリン体の全体の2割に過ぎない、というんですから、
「もう、そんなこと、やめちゃえ!」
というのが、今の世の中の(痛風治療法の)風潮です。

 

 

 

 

というわけで、睡眠不足、寝不足は
痛風に良くない、という話です。

 

 

あれ?
そんな話だっけ?