〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
痛風にボディビルはダメか?
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

 

痛風の人は、激しい運動は尿酸値が上がるので「するな!」
なんて言われています。

 

この、激しい運動・・というのは、どこからドコまでが
激しい運動なのかというのが線引きが難しいところなのですが。

 

一般的に、無酸素運動が激しい運動、
楽に呼吸ができる、あるいは話しながらでもラクに継続できる運動が
有酸素運動などと言われています。

 

 

無酸素運動ってのは、
ボディビルというか、ウエイトリフティングなどのように・・

 

「んんんんっ!」

 

と、あらんかぎりの力で踏ん張って、自分の体重以上の
バーベルを挙げるような、そんなのが無酸素運動です。

 

でも、最大筋力の50パーセント以下でもできるような、
具体的にいうと、バーベルをベンチプレスとかで、
10回〜15回もこなせるような重量で鍛えることが
無酸素運動って言えるのか、どうか、です。

 

最大筋力の90パーセント以上、つまり、
バーベルを1回しか挙げられない重量、もしくは
せいぜい2回。

 

これは、もう無酸素運動の範疇でしょう。

 

 

なんで、無酸素運動が駄目なのか。
どうして、痛風だったら有酸素運動が推奨されているのか。

 

 

人間の体は、絶えず新陳代謝を繰り返していて、
細胞が壊れては、また新しい細胞ができて・・と
その継続的な繰り返しで構成されています。

 

細胞が壊れるときに核酸というものを吐き出し、
それがプリン体となって、代謝の最終老廃物が尿酸となるので、
血液中に、この尿酸が溢れすぎると、血液中に尿酸の濃度が
高くなってしまい、尿酸値が高くなる、というわけです。

 

 

この、無酸素運動はね。
細胞が壊れやすくなるのですよ。

 

 

つまり、息をとめて

 

「ふんっっ!!」

 

と力む(いきむ)状態になると、そのとき、
体内に酸素が取り込まれなくなり、体内が酸素不足になります。
ってことは・・
細胞が酸素不足で壊れやすくなって、核酸を吐き出しやすくなって、
プリン体ができやすくなって、尿酸が増えて、尿酸値が上がる、と。

 

 

だから、痛風なら無酸素運動は やめておいたほうがいいよ、
なんて言われてしまうのです。

 

呼吸が楽で、強度の弱い運動なら、
酸素を体内に取り込みながら継続できるので、体内が
酸素不足になることもなく、細胞が壊れやすくなることもなく、
ってことは、尿酸値も上がりにくい、と。

 

 

 

でも、ねえ・・
どこから、どこまで有酸素運動で、ドコからが無酸素運動か、
という境界線は難しいです。

 

 

たとえば、水泳。

 

 

 

 

ゆっくりと全身の筋肉を動かしながら、
可能な限り、ゆるやかに25メートル泳ぎきったら・・
それは体内に充分、酸素を取り込みながらの水泳ですので、
有酸素運動と言えるかもしれません。

 

でも、同じ25メートルの水泳でも、
競泳のように、スタートのピストルが

 

「ぱぁぁん!」

 

と鳴ると同時に飛び込んで、力の限り泳ぎ抜く。
これは、もう・・限りなく無酸素運動じゃないか、と
思うのです。

 

有酸素運動か、無酸素運動か。
線引きというか、判断基準は難しいですよ。

 

 

痛風なら筋トレをするな、とか言う人もいますが、
軽いバーベル、もしくは、軽いダンベルで
充分、酸素を体内に取り込みながら、比較的、
軽めの筋力強化の運動なら、そんなに尿酸値が上がるとも
思えません。

 

要は、酸素をたっぷり取り込めるか、酸素不足にならないか、
というのが基準です。

 

筋トレってのは、本気で筋力をつけようと思ったら、
あまり軽い重量のものでやっても、それほど効果は少なく、
強くなろうと思ったら、かなりの負荷をかけないと意味はないです。

 

ボディビルといっても、ピンからキリまであって、
あまり本格的なものは、痛風には不向きかもしれませんが、
自宅で運動不足を解消する、程度のものなら、
そんなに神経質になる必要は ないと思いますよ。