尿路結石とは、尿路の中のどこかに結晶のような石ができ
付着してしまう病気をさします。

症状としては、自覚症状を伴うものと伴わないものとがあります。
自覚症状の見られる尿路結石の場合、激痛の伴うことが多いです。

 

「痛みの王様」と言われることもあるくらい、強力な痛みを伴うことが多いです。
わき腹や背中に激痛を伴うといわれていて、身動きが取れなくなるとか、
まれではあるものの痛みによって失神してしまう人もいるくらいです。

 

結石に関しては、多くの人がしばしばできています。
しかし通常は尿管よりも小さなサイズで発生するので、
尿の流れによって移動し、そのまま排泄されてしまいます。

 

ところが尿管と同じくらい、もしくは大きめの石ができてしまうと、
尿管をふさぐことがあります。

 

一方 腎臓で作られる尿は次から次へと尿管を流れるので、
圧迫されて激痛を引き起こすわけです。

 

尿路結石は男性の方が圧倒的に発症率は高いです。
1995年のデータによると、一生に一度尿路結石に悩まされる人は、
日本人の男性で11人に1人、女性は26人に1人の割合といいます。
男性の方が発症率はおよそ2倍ということになるわけです。

 

年代で見ると、幼少期にかかることはまれで、
青年期から壮年期にかけて発症することが多いです。

 

尿路結石の原因として、食生活の欧米化が関係しているといわれています。
生活習慣病の一種で、他の病気とも密接な関係にあるので注意すべきです。
尿路結石の起きる人は、
そのまま動脈硬化を引き起こしてしまうリスクが高まるのです。

 

また糖尿病との関連性も深いといわれていて、糖尿病患者のおよそ20%が
尿路結石との合併が見られるというデータも出ています。

 

結石を構成する物質に関しては、2種類あります。
シュウ酸結石と尿酸結石です。

 

一般的にはシュウ酸結石の方が多いといわれ、このいずれの結石に関しても、
クエン酸は高い効果が期待できるといわれています。

 

シュウ酸結石の場合、カルシウムが結石化することによって発症します。
クエン酸には、カルシウムが石化するのを妨げる性質があります。

 

また尿酸が原因の結石に関しても、クエン酸は効果を発揮します。
尿酸結石を防ぐためには、尿酸を排泄して尿酸の量を少なくする必要があります。
尿酸は尿によって排泄されるのですが、
尿酸が過剰に体に溜まっている人の傾向を見てみると、
強酸化の尿になっているので、なかなか尿酸が尿に溶けださないのです。

 

クエン酸は体内に入るとアルカリ性に変化する性質を持っているので、
尿の中和作用をもたらします。

 

その結果、弱酸性尿やアルカリ性尿に変化して、
尿酸の排出がスムーズになります。
実際 尿酸尿による尿路結石の場合、ウラリットと呼ばれる薬剤が使用されます。
ウラリットはクエン酸を主成分として製剤です。

 

ただしウラリットは5o以下の尿路結石に対して効果を発揮します。
それ以上のサイズの結石になってしまうと、
ウラリットを使っても排出は厳しくなるといわれています。
その他の方法を使って対処する形になります。

 

その他にも生活習慣を見直すことで、尿路結石の改善や予防も可能です。
まず日頃から多めの水を摂取するようにしてください。

 

1日2リットル以上の水分補給を目標にします。
また適度に運動する習慣をつけることも、予防法として効果が期待できます。
また食事をするタイミングも重要です。

 

基本的に就寝の直前には食事をとらないように習慣づけてください。
夕食は、眠る時間から逆算して
数時間以上前に済ませるように意識してみることです。
またクエン酸は尿路結石を排出しやすくする性質がありますが、
シュウ酸の過剰摂取になりかねません。
したがって、常日頃からクエン酸を過剰摂取すると
結石ができやすくなるので注意してください。